らき☆すた最終回のチアダンスにはひいちゃった畑の人間。

らき☆すた」最終回のもってけフルダンスには実はひいちゃった畑の人間でして。そもそもアニメで歌とか踊りとかやられるとひいちゃう畑の人間だ、というのもあるんですけど。

なんかここ、『見せます』っていう意識が、凄く強く出ているシーンじゃないですか。
構図とか京アニとは思えないほど工夫してないし。全員を映してるカットとか、信じられないことに、ただ引いただけの視点で。奇をてらったアングルが全くない。なんかファミコンの「サッカー」のハーフタイムに出てくる変なチアを思い出して引いた(失礼な意味じゃなくて、見せてるな〜って意味で。見せる以外の必然性が無いなぁって)。一部では実写的なアングル使いとか言われてる京アニなのに、実写的なところが全く無い。思いっきり「見せる」に徹してるなぁ、と思って。「魅せる」って意味なら京アニはもっと工夫できる子じゃん?とか思った。

ここまでモロに「見せる」だと、まあこの時点で、現実に還されちゃうようなぁ。見せてくれる対象には距離を感じるというか。自分自身を自分自身に、頼まれても無いのに「見せる」とか出来ないし。や、投影だの同一化だのの話だけじゃなくて。こういう意思が、作品からモロに発せられているのが、イコールで「突き放していること」に感じなくもないというか。

EDで「現実に還す」っていうけど、それ以前に「チアのダンス」の時点でめちゃくちゃ現実に還されたなぁ、と思った。