Angel Beats! 第6話の感想

よし来た。ついに来た。てゆうか、これが6話にして来てしまった。えーと、CLANNADと智アフとリトバスと沙耶シナリオのネタバレあります。 「そんなまがいもんの記憶で消すなぁーー!!」 「俺たちの生きてきた人生は本物だ! 何ひとつ嘘のない人生なんだよ!…

いまだ天使にも現実にも遠い、Angel Beats! 第5話

以前にも記したように(http://d.hatena.ne.jp/LoneStarSaloon/20100421/1271857146)、『Angel Beats!』における語りというのは、基本的にゆりっぺのそれが前提とされてきました。設定や状況などの根本的な事柄について、まずは前提として「ゆりっぺを通し…

Angel Beats! 第4話の感想

今回だけかもしれませんが、まさかのオープニング変更。(OPでの)校長室の壁に「鎮魂歌」と書かれていますが、これは岩沢さんへのものなのか、あるいは全体にかかるのか、それとも、ひとつ屈折を効かせて(つまり直裁な意味での鎮魂歌ではなく、比喩とか隠…

キーボードが「だいじょうぶ〜」と言ってる問題について

実際にキーボードは「だいじょうぶ〜」なんて言わないし、そのように聞くのも難しいけれど、その音色を唯は、「だいじょうぶ〜」と聞こえたと述べる。 この包み隠しっぷりが非常に面白いと思うんですよ。 第2話の感想(http://d.hatena.ne.jp/LoneStarSaloon…

Angel Beats! 第3話の感想

岩沢さん 岩沢さんの、生前の回想に出てくる「ひと」の描かれ方が興味深かったです。顔が映されない、特に目は決して映されないというのもありますが、その「動き」もまたおかしい。上に引用した画像のところなんか特にですね。岩沢さんがお皿を落として割っ…

いつか澪が先生として桜高に帰ってきたとき、彼女は「学園祭でのあの衣装」の写真を黒歴史として屠るのだろうか

『けいおん!!』第2話、面白すぎるだろ……! てゆうかなんかもう、『けいおん!!』に関しては何やられても「面白い」と言ってしまいそうな気がします。どうでもいいかのような日常の積み重ねを見て「面白い」と感じられる。ならばもう、何やられても「面白…

『けいおん!!』第2話について

憂×唯ファンとしては、あまりにもあからさまなサービスカットでもまんまと乗せられてしまいました……!うん、生きがい分を補充できた。ギターを買うためにお金稼いだけど足りなくて値切ってムギに気を遣ってもらった結果安くなってなんとか買えた第1期2話に対…

「Angel Beats!」オープニング&第2話に関するメモ

なんだかんだいって『Angel Beats!』ってネット上で結構語られてる印象ありますけど、しかし大部分が「設定」「物語・脚本」「作画」であって、演出などの映像面は全然語られてなくてせっかくAB!はアニメでやってるのにそれを語らないなんて寂しすぎるじゃん…

「Angel Beats!」 における、剥奪された<現実>

「Angel Beats!」といえば、ここまでキャラクターが死にまくってる・死ぬような傷を負いまくるのですけど(※実際に息絶えるわけではないですけど)、その描写の仕方がちょっと面白い。 第1話 天使に刺される音無くん 100HITと叩かれ斬られまくる音無くん ワ…

「けいおん!!」第1話の感想

ついにはじまった『けいおん!!』なんですが、最初視聴したときに、このアバンが微妙に第一期の第一話アバンを彷彿させるなぁと思いまして。 目覚ましどおりに起きたのに、時間を勘違いして(間違って)、ジャムを付けた食パンを咥えて、桜も舞う道を駆けて…

置き去りと、届かなさ――Angel Beats! 第1話

テーマが「人生」で、「麻枝准が送る最高の人生賛歌」(http://www.angelbeats.jp/story/)とまで煽られたら僕も久しぶりに感想書いてしまいますよ! ということで半年振りくらいっすね、こんにちは。さて『Angel Beats!』ですが、あの『CLANNAD』に続きまた…

今度こそ……「マジ恋」感想

昨日挙げたのがあまりにも言葉足らずだった気がするので、もうなんかアレをあれしてそうする。以下ネタバレ。最終シナリオまでやってからね。

「真剣で私に恋しなさい!!」

かなり良かったというか、超良かったです。個人的には、ラストシナリオまでやってはじめて「どこが良いのか」分かった、そんな感じでした。以下すごくネタバレね。見るならばラストシナリオ終わってからにしてね。

化物語 第3話

やべえ、すげえ、すばらしい!!なんといっても、我らが八九寺、八九寺真宵さんですよ! 八九寺真宵ちゃんですよ! 八九寺真宵先生ですよ! 八九寺のその、超小学生級の超洒脱級会話を聞くだけで我々の脳内は幸せで満たされるのですよ! ……しかし凄げえなこ…

化物語 第2話 だいいちいんしょう

つきもの――憑き物。 アニメ化に、原作からの変化は”つきもの”であり――”憑き物”でもあるのだけど。 アニメ化を、おかしくするのも”つきもの”だ! はい、原作キャッチコピー(上巻&下巻)を絡めた言葉遊びを挨拶代わりにおいときまして(この運びだと次週以降…

「てとてトライオン」雑感 

えーっと、昨日「その1」とかいって上げたけどやっぱやめました! ひっぱる内容じゃないし、分割するほどの内容でもない。ということでね、「その2」以降もこっちに纏めました。昨日の内容もそのまま残ってるけど。そんなわけで、ネタバレです。

化物語 第1話 第ニいんしょー

つきもの――憑き物。 アニメ化に、原作からの変化は”つきもの”であり――”憑き物”でもあるのだけど。 その結果に出来上がる”物”は、異なる輝きを放つ大いなる”別物”である。 怪異に憑かれた人間が、憑かれる前とは別人になるように。そしてどちらもが、それぞれ…

さわちゃん先生は眼で語る

『けいおん!』の第11話なんですけどね、これ、最初見たときは気付かなかったんですけど、2回目見たときに気付いてビックリしました。律と澪がすれ違うようになって、律が部活に来なくなったところ(まだ風邪ひいてることが判明する前)。 ここは非常に停滞…

アニメ「けいおん!」の感想(主に最終回)、まなざしの内実

もう明日には最終回のさらに次の「番外編」がはじまっちゃいますが、とりあえず最終回(第12話)をメインに、ここまでの感想を。 「いまいるこの講堂が、私たちの武道館です!」 これねえ、すごい好きです。「私たちにとっての=私にとっての」なわけですね…

美少女への仮託は、しかしベタを回避した消費でもありえるのではないだろうか

http://d.hatena.ne.jp/hachimasa/20090526/1243338171(「ほんとおまえら、美少女に問題を仮託するの好きなのな」) 八柾さんのところに。あとで書くとか言っちゃったし。前提としての詳しいところは、そちらをご覧になってください。ある意味、記事タイト…

最近の「けいおん!」を見て思ったこととか

最近は憂の可愛さに脳味噌がやられてしまいそうです。 やべーよ! 特にこのお姉ちゃんとラブラブな様子! なにこれ! 死ぬんですけど! しかしこういうのを「こういう風に描くだけ」というのが、『けいおん!』なのかな、などともわたしは思ってきてます。 …

「涼宮ハルヒの憂鬱 笹の葉ラプソディ」を見て思ったこととか

きたよ懐かしいーー! ということで、ハルヒ(の新作)がついにはじまりましたね。いやしかし、ここまで感慨深いとは。見たことのない映像と、聞いたことのある音楽! これが、ここまで感慨深いとは、ねえ。さすがに驚きました。やべー、キョンが「はじまっ…

「俺たちに翼はない」の感想 感想のプレリュード版

終わんないので、プレリュード版。超ネタバレ。俺つばをクリアしてない人は絶対見るな。 試験運用版なので、あとで言ってること変わるかも。あとで消すかも。個別シナリオに関する言及はあんま無し、最終ルートを主に、つかそれだけ。個別シナリオのは、今度…

パンツにご飯が盛られてる!?

「パンツにご飯が盛られてる!?」 というのが、これを見た率直な感想でした。おそらく。あ、『けいおん!』第6話のおはなしね。 「おそらく」というのは、それと同時に、半分くらい、なんかわけわかんねーという気持ちもあったからです。なんかわけかんねー…

窓の外はひとつ除いてすべて光(けいおん!)

アニメ『けいおん!』の部室における「窓」ですが、いままではこういった(↓)感じに描かれることが多かったです。 窓の外には何も描かれてなくて、それは完全に光源、光として描かれている。もちろん、カメラアングルや日当たりやそもそも部室の階が高いか…

背景とモブについてメモ――『けいおん!』と『らき☆すた』

背景について、思ったことを書きます。 『けいおん!』と『らき☆すた』がこの記事でメインなのは、別に他のアニメでもここでいうことが当て嵌まる部分もあれば当て嵌まらない部分もあるかもしれませんが、両者が京都アニメーション制作で4コマ漫画原作である…

けいおん!第4話 感想

写真。というのが1〜3話まで、セピアっぽい印象の写真が挿入されてまして、今回それは無かったですけど、しかしそれでも「写真」「カメラ」は目立ってましたね。そもそも冒頭(Aパート最初)からして「写真・カメラ」でしたしね。 写真は物事を写しますけど…

『けいおん!』#3

「いもうと〜」「おねぃちゃ〜ん」「いもうと〜」「おねぃちゃ〜ん」「いもうと〜」「おねぃちゃ〜ん」…… か、神はこんなところに居た! 「けいおん!」のペストパーソンは平沢姉妹であって、そしてベストシチュエーションは憂いの姉萌えであると断言するの…

「けいおん!」の背景について、あとモブの描かれ方について

メモ。のわりには長いです。 モブがまともに描かれない(「けいおん!」でいえば、今の所(第2話までで)唯一なんですけど、↑みたいなの)、というのは、接続不可能性を思わせます。なにせ奴らは人の輪郭をなぞっただけの存在であり、それは人間として当然ま…

東のエデン 第1話メモ

面白かったです。と前置きして軽くメモしておきたい。 まずはじめに、携帯電話の写真から、「彼」を探り出す――辿り着く。それはすぐポンと呼び出せるものではなくて、何プッシュか必要で、けれどプッシュの先に絶対に辿り着けるものであった。「その秘密を、…