クラナド12回、だいいちいんしょ

ということでクラナド12回。
あーそうそう、ことみシナリオってこういう感じだったよなー……たぶん。
いやーホント覚えてない。まじさっぱりだぜ。しかし他と比べて毛色がかなり違う感じではありますね。特にこのように、ひとつなぎのものとして作られてると余計際立つ印象。
マクロがミクロに集約されるけど、そこにマクロも絡んできて、でもやっぱミクロが一番重要なんだけど、最後は大マクロ、って感じだった気が。この揺り動かしが、感慨をもたらす効果があったような気がする。ミクロはふたり、マクロはたくさん、です。うろ覚えで言ってるから違うかも。


風子登場って否定的に受け止められたりするんだろうか。だとしたらかなりイヤだな。もちろん、原作には無かった場面なんですけど。
観測できる時空だけが宇宙ではない。世界がこの形を得る過程で剥がれ落ち、微細に封じ込められた次元、言わば『隠された世界』が存在する。
これの体現でもあるなぁ、と思う。
朋也たちが今見ているこれだけが世界ではない。記憶にない"かつて"が何処かにあった。
そして今ここで、風子を『観測』してしまった以上、風子を今ここで観測した世界に至っている。
その二つはお忘れなく、と、思わせぶりに言っておく(何もないけど)。あ、あと、原作に観測できたものが全てではない、というのも言えます。
少なくとも、ただのファンサービスでは無いですね。でも癒された。やっぱ風子だよ、風子が喋って動けばあとはどうでもいいよ(えー)。

ちなみに、「光見守る坂道で」の野球の回を読んでると、もっとすんなり受け入れられます。落雷とともに「風子登場!」とか言い出すシロモノですもの。