「けいおん!」第2話 繰り返しと獲得

この第2話は、教室で唯と和が会話しているところからはじまりました。 唯「今日どうしても部活に行かなきゃいけないんだ」 和「そうなんだ」 和(唯にも打ち込めるものができたのね。嬉しいような、悲しいような……) 唯「今日はムギちゃんおいしいお菓子持っ…

「Kanon問題」から考える

これまでのあらすじ:半年以上前に書いて下書き状態で寝かしてたけど数ヶ月前にアップしてみたら某氏にどうでもいいと切り捨てられたのですぐ消しちゃったけど(笑)、なんか最近のお話聞いてたら3割くらい被るんじゃねえと思ったのでちょっと手を加えてアッ…

「けいおん!」第1話 ふたつのリアリティと、繋ぎ合せるイメージ

えっと、昨日第一印象を書いたのですが、再視聴して、そこから構築しなおしました。なので一部被っている部分もありますが、昨日のよりは格段に出来は良いでしょう(自分で言うか)。 キャラクターの表情や動きなどが非リアルなところ(上画像のような、デフ…

アニメ「とらドラ!」第3話の感想

み、み、み、みのりーーーん!!!(挨拶) いやみのりんですよみのりん! やはり我われはみのりんの切実なる魅力を肝に銘じるように知らなければならないのですよ、って僕も分からんけどネ! それでも敢えて続けよう。やはりみのりんですよみのりん。くしえ…

アニメ「とらドラ!」第2話 この見えるものと見えないものに

さぁて、とらドラ!の2話ですよー。 というか。今回、語りようがないんですけど。凄くね、マジに。でも語る! ちょっと色々犠牲にしてる系です、すみません。 一番最初は、第1話と同じくつがいの鳥さん。これは後半、それが”いない”という描写で生きてきます…

アニメ「とらドラ!」第一話 25週くらい遅れでなんかかたる。

えい、やぁーーーーっ!!! はいこんにちは。上のはただの奇声です。なんせこちとら25週遅れで「とらドラ!」感想はじめようというバカですからね、しっかりバカになっておかないと挫折しちゃいそうじゃないですか、だから奇声をあげとかなきゃならんのです…

アニメ「とらドラ!」を全部観た

えーと、だいたい24時間くらいで全部観た。観ちゃった。観だしたら止まりませんでした。

エロゲ:日常描きの臨界線

メモ。そのうち何かしらで纏めたい。 エロゲにおいて「日常描写」と呼ばれるようなものがある。いやそれ自体は漫画にもアニメにもラノベにもございましょう。「日常描写」。もちろんここでは括弧つきであり、何が日常描写で何が非日常描写かという境界はつね…

CLANNAD AFTER STORY 総集編 だいいちいんしょう

!!!!! もうこの、「汐に語りかける」という形式の時点でやられた!! この時点でもう究極じゃん、完璧じゃん、最高じゃんと思ってしまった!!(つまり開始2秒くらいで) 特に言うこともないです。汐と朋也がこの物語を共有できたということを”私たちも…

京アニCLANNADと『背中』

京都アニメーション版のCLANNADにおいては、『背中』が非常に印象深かったです。最後が『背中』だったこと、これが本当、色々あって、どうしようもなく素晴らしいことに思えました。『背中』の印象深さ、これは原作においてもそうですね。パッケージ裏、ある…

CLANNAD AFTER STORY 番外編 「一年前の出来事」 だいいちいんしょう

ラスト。一応来週(?)に総集編がありますが、総集していないのでは、ラスト。「おしまい」の語が示すように、ラスト。最後の、京アニCLANNAD。 素晴らしかったです。めちゃくちゃ素晴らしかったです。素晴らしすぎました。 最後。「おしまい」の絵。まさか…

森田季節という天才

映画を見終わったあとの第一声が「感動した」とかいうボキャブラリーの貧困な人間は、左女牛明海さんからすればもはや会話を避けるに足る存在であり、畠山チャチャさんなら恐らく死ねばいいのに的な毒舌を入れてくるであろう存在であり、つまりさ、「感動し…

「分からない」という「崇高な対象」(CLANNADにおいて)。

CLANNAD AFTER STORY の最終回の感想を見て(主にここを→ http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-2458.html )。 みんななんか、速攻の答えを求めすぎてる感じがします。あるいは、ネット上で感想を「喋ってる」からでしょうか。 原作の時だって、プレ…

CLANNAD AFTER STORY 最終回

まずは。 ものすごく素晴らしかった。ものすごく良かった。ものすごく最高だった。 と、絶賛を。 究極です最高です極限です限界です。面白いも泣けるも笑えるも楽しいも悲しいも感慨深いも考えさせられるも全部まとめて、本当に幸せな作品でした。視聴するだ…

テキストと音声による意味の二重化と、二重化による三重化(俺つばネタバレ)

エロゲで、セリフの「文字」と「声」が別々のものである、そういうのってたまに見かけますよね。テキストじゃ○○と書いてあるのに、音声じゃ××と云っている。そんな感じの。「俺たちに翼はない」で、そんな感じのを結構見かけたので、その辺のお話をしてみま…

CLANNAD AFTER STORY 第21話

ついにこの言葉を使う日が来てしまいました。 書けません、無理です、ごめんなさい。 てゆうか、書きたくないと言うべきかもしれません。感想も思考も言葉にしちゃったら、折角抱いた気持ちが死んでしまう、ほんとう、そんな恐ろしさが、まじまじと胸の中で…

およそ一年前の言葉がついにやってきてしまった。

もうとっくにお気づきかもしれませんが。一応書いとく。てゆうか、誰かに言いたくてしかたない(笑)。http://www.tbs.co.jp/clannad/06special/special.html あるいは、 今見返すと、ヤバイです。今見返すのが、最もヤバイです。威力ありすぎます。 およそ…

CLANNAD AFTER STORY 第20話の感想

今週も今週とて人生すぎました。感想も感情も、おわり。以下は何か、残滓的な何か。 幻想的、あまりに幻想的 嘘のような、フィクションのような、幻想のようなもの。 と。 嘘、フィクション、幻想そのもの。 このふたつの間には圧倒的な溝がある。 今回のク…

『俺たちに翼はない』 この感想にネタバレはそんなにない

俺たちに翼はない -Limited Edition-(2009/01/30)Windows商品詳細を見る 一言で申し上げましょう。 最高傑作だから全員プレイして。 ええもうわたしの中では心のベストテン第一位か第二位かと、超絶至極の勢いで輝いております。もうマジ素晴らしいですから…

CLANNAD AFTER STORY 第19話「家路」

語られていないものも描かれていないものも、つねに語られて描かれている。 たとえば、だんご大家族のぬいぐるみからする、渚の匂い、ママの匂い。映像で、匂いを”そのまんま”表現するのは不可能でしょう。たぶん。しかし、それに接している彼らから、わたし…

CLANNADと共同体(の極北)、あるいは二つのアフターストーリー

「CLANNAD」のネタバレです。AFTER STORYのネタバレすぎます。 原作知らないけどアニメ楽しみにしてるなんて人は絶対見てはダメです!

涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 第1話

Youtubeでアニメってなんかすごいなぁ……。 本編のお話し。 そもそも『ハルヒちゃん』自体が『涼宮ハルヒ』の擬装飾なのですが、その第1話が、「着ぐるみ」、かつ「夢」と、二重で擬装化しているのが面白いですね。そもそもの部分も含めれば三重になります。…

CLANNAD AFTER STORY 第18話

クラナドアフターを「余生」と称すのは、ネタとしてはいいと思うんですが、ネタ以外でそう言っちゃうのは大嫌いでしてね。いや、なんか真面目に言ってるのを見かけてしまったので。これはただの言葉遊びで、喚喩は隠喩にならないんですよ。てゆうかね、そも…

エロゲの画面、箱庭空間、日付表示

エロゲの画面について考えていた。「普通の」「ノーマルの」とでもいうべきアドベンチャーやノベルゲーム(Keyとか思いねえ)の、一枚絵ではない、通常の――プレイ時間の大半を占める――背景があって、キャラクターの立ち絵があって、テキストウインドウがあっ…

まりあ†ほりっく 第5話と第6話 だいいちいんしょう

第5話と第6話、と記事タイトルには書きましたが、ただ一緒の場所に書いているという以上でも以下でもないです。 うーん、何度か書き直したのですがダメですね、全然一般的な感じになりません。たぶん、非常に個人的な話。 ■ かなこに生じるいじめや軋轢や重…

空を見上げる少女の瞳に映る世界 第4話 だいいちいんしょう

かっけーとか、かっこいいとか、あと楽しいとか、そういったところです。それ以外に(以上に)言えることも言いたいことも考えたいことも今時点ではなし。 こう、ばーっと、沢山の敵がいて、沢山の味方もいて、彼らが戦って、沢山の動きがあって、沢山の派手…

CLANNAD AFTER STORY 17話 第一印象

特にありません。 結局「特にない」かよてめーって感じですけど、本当もう言葉にしようがないのでどうしようもない。言葉にしてどうする。知ってどうする。作品について何かを語るのは概ねふたつの方向性があると僕は思っていて、ひとつは「自分にかこつけて…

空を見上げる少女の瞳に映る世界 第3話 だいいちいんしょ

どうも分かんないなぁと保留してたらいつの間にか世間様じゃもう第4話が放映している時期になってしまいました。 ひとまず、ここで主に描かれた(日の目を見た)のは、大別すると【天上界―下界】の問題、【ムント―ユメミ】の問題(ただしこの時点では【天上…

『まりあ†ほりっく』と脱肉体化/脱性愛化

アニメ『まりあ†ほりっく』視聴は、わたしにとって魅力的でしかたないのですが、しかし、どうしてそうなのだろう? そのことをここ数日考えていたのですが、どうにも纏まらず――ただし記事タイトルにもした「脱肉体/性愛化」に目星が付いた――纏まらないゆえ、…

CLANNAD AFTER STORY 第16話 第一印象

「特にありません」。正確には、「書き記すことは特にありません」。つまり、「もはや言葉はいらない」。なのですが、16話でそれをやってしまうと、この先もそうしてしまうしかなくなるので(この一文には多大な含みを持たせています)(と、文伝せずにはい…